ゲーム+α日記(2004年11月)

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11/30(火)

 BUMP OF CHICKENのこの前のアルバム『ユグドラシル』から「車輪の唄」がシングルカットされることを知った。

 「車輪の唄」は子供時代そのままを歌って非常に分かりやすいお話の曲。その分かりやすさが少し物足りないと思うのはひねくれと言うものだけれど、そういう向きにも、カバンを「『おととい』買った」のを主人公が知っているのは一緒に買いに行ったからだろうか、あるいは買ってすぐに見せに来たのか、など想像させる余地があり、再発売には適したいい曲だと思う。
 しかし、この曲が先鋒となり、中堅に未発表曲、大将に「スノースマイル」という構成を取ってくるとなると、これはただのリカットに収まらず、もしかしたら再解釈の可能性が生まれるのではないか、なんて予想をしてみたくなるのです。
 これが、登場人物を共通として、時系列で並んだ三部作となっているのではないかとの予想を。

 その予想は、中堅の新曲がどんなものなのかで判定される。
 別れの先に再開する未来を残した「車輪の唄」を前に、別れた現在から過去を回想する「スノースマイル」を後ろにして挟まれた曲、その内容とは。別れと別れの間にあるものといえば、二人共に過ごす日々しかないではないか。
 気になるその2トラック目、タイトルは「夢の飼い主」。
 ……夢なのか。結局、二人は夢の中でしか会えないのだろうか。

 はい、聴く前の妄想ここまで。あとは明日(発売日)以降に確かめましょう。


11/28(日)

 『マッハ!』にはメイキング映像なんかを収めたおまけがついているのだけれど、こういうのは見ない方がいいといつも思っているにもかかわらず見てしまい、やっぱり見なければ良かったと後悔。
 本編じゃ決死の覚悟で戦っている相手と、一コマ撮影が終わるごとに和やかに握手してたり、シーン途中で主人公が怪我をした顛末が出てきたり。夢を壊さないでくれ〜(いつまで経っても夢見がち)。

 ところで、この2日でまったくゲームしないのもおかしいとの思いから(おかしいのはどっちだ)、早々と廉価版になっていた『塊魂』に挑戦しました。
 ほんと、どうしてこうもあっさりと値段を下げるのか。いつか買うつもりでいたら、遊べるときには定価が下がっている。こちらの負担は減るけれど、単純に喜んでいていいとは思えません。
 金を払わせろ、そして万が一できが悪かったら文句の一つも言わせろ。少なくとも今はそういう方針でいきたい。
 それでも廉価版の方を買ったのですが(説得力なし)。

 ゲームは、努力しているうちに行動範囲が広がっていく3D『パックマン』といった感じを受けましたが、全身が奇天烈色で染め上げられています。
 こういうセンスってのはどうやって身に付くものなのだろう。楽しさ半分、感心半分で進めております。
 ああしかし、ゲームできるっていいなあ幸せだなあ。


11/27(土)

 月が変わる前にもう一度、ここへ戻ってくることができたか。
 しかも、今日はあの大作シリーズの発売日。そして今日から2日は休み。
 ここまで条件が揃えば、もうやるしかないね。
当日購入のドラクエを!

 といったネタ作りに走ろうかと思ったけれど、『ドラクエ7』が数日でクリアできるものではないことを聞き知ってしまっており、完結できないのではネタの価値も半減なのであきらめ。
 代わりに、でもないけれど、DVDが出た『マッハ!』を観ました(←ほんとに関係ない)。
 『少林サッカー』からの勝手な思い込みがあったことに気づかされる。エンターテイメントではない(というか、そう呼ばれるものとは違う)のですね。ムエタイ使いによる真剣勝負の連続。剣じゃなくて肉体だけど。
 人間の体はあんなに強いものなのか、ははぁーほほぉーと始終感心しながら見てました。映画が終わって、座っていたところを立ち上がってトイレへ行こうとした際、手の振りが自然にそれっぽく、詳しく言えばひじを突き出すポーズになっていたことに気づいて、ひとり赤面。敗北してます。

 あと、この最強の主人公、移動の最中も体が揺れたりしないのですね。小刻みにリズムを取るように体を動かし続けるのが構えの基本だと思っていたのだけれど、それもまた思い込みだったのか。
 自分が分かるところから連想してみる。例えばテニスで相手がサーブをこちらに打ち込んでくるとき、構えているこちらの体は動きを止めず、常に動かし続けている。それは、ボールが飛んできた瞬間にそちらと逆方向に動いていたとしても、それを反転させて反応する方が、止まった状態から反応するより早いからだ。
 いや、今まではそうだと信じていた。エンジンのかかりが遅いからかけっぱなしにしておこうという発想だ。
 でも、練習次第ではアイドリングを少なくすることができる、ということか。少なくとも「エンジンのかかりが遅い→実際に体を動かそう」なる考えが間違っているということはありそうだ。
 ぴたっと止まり、思いのままにすっと動けたら、さぞかし爽快だろう。


11/13(土)

 月一更新では何となく悔しいので、ここ一月弱の間の、その他のできごとをだらだらと。

『ZOOO』熱再燃
 遠出をしていたために据え置きゲームが遊べない。そんなわけで持参した携帯ゲーム群の中で、こればっかり遊んでいました。もっとはっきり言ってしまうと、その、ずーっと遊んでました!
 ……
 ま、それはともかく、背中を丸めて下を向いて、何時間も同じ姿勢を取ったまま首を痛めたりするまで遊んでいるうちに、パッケージ裏にも公式サイトにも書いてある宣伝文句が、嘘だろうとは言わないまでも実感から離れていることに気づいたので、何とかそのことを形にしたいと奮闘中。
 いや、このゲームの連鎖って、無条件に気持ちよくはないでしょう?

・GO!GO!7188『竜舌蘭』
 アルバムでもシングルでも、気に入った一曲を繰り返して聴き、しばらく経ってから次の曲に移る、というのが自分の聴き方であるらしい。通しで流しても集中できません。それだけの容量はない模様。ゆっくり長時間楽しめていいじゃないかと捉えることもできる。
 3曲目→5曲目と来て止まっています。悩みを訴える先が「赤いポンポン」というのは妙ではあるけれど、じゃあほかに誰が耳を傾けてくれるだろう、と思えば。いや、そんなこと考えなくてもいいか。「千日紅」、好きです。

・『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』(滝本竜彦、角川文庫)
 移動時間中に読もうと思って、読み終わらずに到着して、着いた後で直ちに続きに取りかかって読み切った。
 この設定はおかしいのかもしれない。でも、一番おかしい、これは変だと感じたのは、主人公の高校2年生男子が、相方の高校1年生女子に、初見で声をかけるその場面だった。あれ、話しかけちゃうの? 何かが起こっちゃうよ? という違和感。
 それまではなかった物語が始まる、その場面が変だと感じるのは、読んでいたときの精神が良くない証拠だったに違いない。よっぽど変化を怖がっていたのだろうから。
 あとはもう、すらすらと。相手への下世話な言葉が常識を下敷きにした冗談の域を出ない、そんな仲間の間柄で一緒にいられる二人が好もしいと思いました。
 だから、手をつないでいることに気づいて焦る。「気づく」ってことは自発的ではないってことで、そういう書かれ方で経緯を示したこの場面が、全体の中で二番目に好きです。
 一番? 文庫の裏表紙の台詞、それが入った小段落の最後の文章、その前置きと中身のずれ方に決まってる。そう予想するってのと実際そうだってのは全然違うから!
 自分にとって重要なところを保護するためとはいえ、我ながら回りくどい(「手をつなぐ」のは保護しなくていいのか?)。

・スピッツ「正夢」(シングル『正夢』より)
 この発売にもぎりぎり引っかかってるんだよな。
 何というか、武器を持って一点を攻めてくるんじゃなくて、両手を広げて避けようもなく迫ってくるような曲。関取を目の前にしているような感じです。相撲は横視点でしか見たことないので、想像でしかないけれど。
 これも一生懸命聴いている最中です。
 音楽の世界がにわかに充実してきたようで、いいことだ。


11/12(金)

 久々でございます。
 今月はほとんど日記じゃなくて月記になるのが確定、まったく人生何があるか分かりゃしない(そんな人生)。
 ネット環境と隔絶した日々がそれほど気にならず、ああやっぱり自分は執着しないたちなんだなあ、でも何にも執着しないというのも考えものさなあ、としばし思いにとらわれる。その方針、もっと言えば何も決めないことで受動的に決められた方針が、抜き差しならないところへ自分を追い込むまで、そう時間はかからないんじゃないのか?

 ただひとまずは、『月は東に日は西に』(オーガスト)をようやっとコンプリートしたことが満足です。
 このソフトがどれだけ自分を縛ってきたか。もちろん、とっととクリアしない方が悪いのですが。
 キャラとの(多くは2対1での)掛け合いの楽しさと引き比べて、シナリオにはかける言葉が見つかりません。なぜこうも問題視したくなるのか、そっちの方が興味深くなるくらいに。
 引き比べる必要なんてないのだけれど。



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