ゲーム+α日記(2014年6月)

'14年 6月 5月 4月 3月 2月 1月
'13年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
'12年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
'11年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
'10年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
'09年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
'08年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
'07年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
'06年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
'05年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
'04年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
'03年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
'02年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
'01年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
'00年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
'99年 12月 11月 10月 9月


6/29(日)

 今週末の『魔法使いと黒猫のウィズ』は、月に一度の疑似トーナメント戦「魔道杯」。4日間、1日ごとに区切られた中で取れたポイントを、プレイヤー同士で競うという趣向のイベントです。
 ただしリアルタイムでの競争ではなく、かつてクリアした他のプレイヤーのゴーストデータと競う仕組み。これなら膨大な通信を伴わず、それらしい体裁が取れます。
 普通のゲームの遊び手から来たものとして、ボタンを押すときの反射的な速さにはそれなりの能力がある。強力なカードの持ち合わせがない分、早押しでタイム勝負に勝つ。うまくいけば達成感があります。
 爽快感というよりは圧倒的に達成感の方。
 なぜなら、ここでポイントを挙げるまでには、それなりの準備が必要だったからです。

 この定例のイベントのためのメンバー強化は、先月から意識しだしていて、先月の仕込みが急造だった割には大きな戦果を得たため、今回は当社比で満を持していました。
 より少ないターン数で勝つために、配られるアイテムのうちどれをいくつ集めるか、そしてそれらのメンバーを使ってどう戦ったら効率の良いダメージが与えられるか。後者は初期のドラクエにあったようなターゲッティングの影響でも変わってくる。ずいぶん懐かしい手順です。
 道中の敵の体力は有志によって丸裸にされ、こちらの攻撃力と照らし合わせることで、最適な結果を得るための手順が算出されます。
 その結果、今回、1日に6時間ほどの時間と、その間連続プレイ可能なコンティニュー用アイテムを集中投下することで、その日ごとに用意された最良の報酬が得られることが分かった。
 これまでになかったことです。だから頑張った。その結果は、集計を経て明日分かります。

 このように、毎回の戦いはそれぞれ結果が異なりながらも、統計的に結果が予測できてしまうため、それに沿って実行するかどうかを決める、その点で達成感が大いに勝る。「魔道杯」とはそのようなイベントなのです。これはこれで面白いと思います。
 この結果の順位がそのまま実際に遊んでいるプレイヤー数であるかのような表示をしているのが怪しい、という点が引っかかりますが。それはまあ、各プレイヤーがお約束として胸にしまっておけばいいことだ。
 オフラインのゲームにそのような演出をかぶせていると捉えればいい。その数字が本当であるかどうかは、ゲームの中ではどうでもいいことです。決められた(ただし詳細は伏せられた)基準に到達できるかを競う。そう割り切ればそれでいい。
 何にせよ、今日は計画を遂行した。明日を迎えるのが楽しみ9割、まさかの失敗への恐れ1割という心境です。



6/15(日)

 『魔法使いと黒猫のウィズ』で、力を自制なんて言っていたら、まさに手持ちの炎の精鋭2名の力を持ってして初めてクリアが見えてくるような設定の(ハードルの高さが変なので、難易度の、とは言いにくい)ステージが出てきたり、今後のイベントが予告されたり、新キャラ(ただし課金用)が大量に投入されたり。
 ちょっとついて行けないスピード感です。

 …はっ。「ついて行こうとしている」、自然にそう考えていることに気づきました。それが大いなる間違いだ。
 それほどにこのゲームを頑張る人は、お金をそれなりに注いでいる人のはず。
 いや、自分はかなりの時間をこれに割いているぞ、というもう一つの尺度もあるけれど、それは運営元にとって歓迎されることなのか。そうではないはずです。そのような人の存在が念頭に置かれると、期待すべきではない。
 それなりの金銭的覚悟しか持ち合わせない人は、身の丈に合った範囲で遊ぶべきではないか。何も全てのイベントに手を出す必要もないではないか。
 事前に提示される、あるいは攻略される情報を元に、自分の遊びたい範囲を取捨選択する。そのことが、やみくもにゲームを進めるよりもずっと重要だ。事前の計画と能力の見極めが大事なのだ。
 つまりこれは仕事なのです。
 いや、むしろ仕事をそのように進めるべきだ、と、これは完全に自戒であり個人の感想。
 いろいろうまくやれるといいね。



6/8(日)

 いやはや、『魔法使いと黒猫のウィズ』が考えてくるお金の使わせ方にもバラエティがあるもので、「10連ガチャ」が1回だけ半額になります、というキャンペーンを繰り出してきた。
 ガチャ、という単語からにじみ出てくる卑しさに感染したくなくて、これまで極力使わずに済ませてきたけれど、ゲーム内の専用用語であるからには仕方ない。せっかくの美しい「ふくびき」という言葉を同じ色に染めてしまったドラクエのソーシャルゲームは、原作と日本語に伏して詫びて欲しい気持ちでいっぱい。
 ドラクエの話ではなかった。

 まっさらな状態から定額だと最大5000円かかる、10回連続で引けば1つはそれなりの当たりを保証するという「10連ガチャ」。それが半額とのこと。
 そこへ、課金アイテムの販売額自体の定期的な値下げ、まとめ買いによる値引き、ゲームを続けていればもらえる景品なども加味すると、その1回なら引いてもいいかと思えるくらいまで敷居が下がってくる。
 こんなくじの設定は、ここまで下げてようやく視野に入るくらいの存在です。そして、そういう層に向けては、味を占めてもらうための当たりを仕込むくらいはあり得るに違いない。

 かくして、これまで三元素の一つである火の分野で絶対的なエースだったルカ嬢を脇役に追い込む、同じ属性で共通の能力を持った威勢の良い指揮官「リヴェータ」が降臨してきました。
 こういう強力なのは、ゲームの価値を認め、正規の手続きで欲しがっている人の所へこそきちんと届くべきで、どう考えても不公平だと思う。せめて当方にできることは、みんなに使ってもらえるように、きちんと育てて強い状態で共有スペースに出しておくことくらいです。責任すら感じる…って、それもまた狙いなのか。
 なお、新旧エースの2名がコンビを組んだパーティーで、まともにその能力を発揮させたところ、苦戦していたステージがたちどころに簡単、というより退屈になりました。敵が弾を撃ってこないシューティングゲームの趣。
 ゲームを楽しむためには力を自制させる必要があるようです。
 いろいろいびつな構造であることだな。どこまでをプレイヤーは許容できるのか。



6/1(日)

 『魔法使いと黒猫のウィズ』の楽しみ方の一つ、というよりメインでありながら、立て続けに登場するイベントのおかげですっかり影が薄くなっていた、街を巡るシナリオクリアに、ようやく目が向くようになりました。
 といっても、シナリオを解くのに必要なスタミナが半減され、得られる経験値が5割増しになり、さらにクリア済みのシナリオの友人たちが味方として再登場するイベントが起こるという3コンボによって否応なしに、ではありますが。

 シナリオを進んでいて、ゲームブックを遊んでいたとき、経験値を溜めて強くなっていったときのことを思い出しました。
 ひたすらサイコロを振り続け、敵を倒し続けて数値を足していく。あるレベル以上になれば十分強く、それで展開が変わるわけでもないのに、ランダムな数値が現れるのと、力が積み増されることが、ひとりでに楽しかったのでした。何のゲームだったのか思い出せないが、いずれにせよ本編から脱線した遊び方だったはず。
 しかし、仮にもメインシナリオなのに、思い出されるのがこの逸脱感だというのは、つまりその、敵と戦う障壁のステージがとても多くて、経験値がぐんぐん増えていくことに相対的に喜びを見出さざるを得ないくらい、シナリオに牽引力がないということだ。
 ……メインというよりは、これもまた、繰り返しが嬉しい人のための一コンテンツなのだと感じました。

 特別なアイテムが落ちるかも知れないイベントの方が、やはり楽しさの彩りは鮮やかだな。でも、地道に数値を増やす試みは決して嫌いではない。ただ一つ、サイコロが持つ確率は信じられるけれど、『魔法使いと黒猫のウィズ』が提示する結果を確率の反映だとは信じられない、という点を除いて。
 このゲームのばらつきは、あらかじめ決められた内部ルールだと解釈しています。それを納得し、確率が背景にあると誤解していたずらに根を詰めたりしない限り、まだしばらくこのゲームにお世話になるでしょう。
 今の状況を台なしにするかどうかは、自分次第でもある。



Back

inserted by FC2 system