ゲーム+α日記(2016年3月)

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3/27(日)

 どうにか日常が戻ってきた。
 いや、なくなったものを一から作り上げ、最低の状態を保持できるようになったというところだから、戻ってなど来ないのだ。
 たぶんそれは他の人にはもっと頻繁に訪れることで、感傷を持つ暇もないものなのだろう。自分は変化に弱くて、避けるように生きてきた結果、避けようもなくぶち当たる変化に手もなくやられてしまう。
 この不安定な状態でも、このままを保ち続けることで、変化しないようにできるだろう。でもそれは弱点を生かし続けることでもある。少しずつでも変えていこう。それが暮らしやすさにもつながるはずだから。
 引っ越しから2週間、疲れからか風邪なども引きつつ、何とか生活し出しています。

 しかしひとまずは『魔法使いと黒猫のウィズ』の魔道杯であり、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』のイベント追い込みと重なった今日などは、買い出しもほどほどに大半をゲームに過ごす懐かしい日となりました。
 そこで気になったのが、音が低く聞こえること。最初はiPadを疑い、移動中に落としもしたし壊れたか、この物入りの時期に、と忌々しく思いましたが、音が低いだけで他には支障なく動き続けている。何だかちょっと変だ。
 だいたい音が低くなったらテンポも遅くなるのでは? と、カセットテープ的な錯誤を覚えながらゲームをやめ、休憩にと車に乗って音楽を流して、その曲も低かったところで、おかしいのはiPadでなく自分の方だと自覚した。比較検証って大事ですね。
 iPadの症状かと思って検索した中に引っかかってくれてラッキーだったのですが、どうも風邪で医者に行ったときに処方された薬に毒が混ざっていたらしい。フラベリックという咳止めがその副作用を持っているようで、まさに前の日から服用し始めたところでした。
 咳止めとしていくら優秀でも、音に違和感を与えられてはたまらない。馴染みの曲が軒並みコードを下げられて流れるのを聞くのだけでも辛いのに、リズムを取ってゲームするためには集中して聞き取らなければならない。苦行です。ほんと勘弁して欲しい。

 それにしてもおかしな副作用だ。自分自身の発声も低く聞こえるんだろうか。ならば、低く聞こえる曲に合わせて低く歌ったら、結局はぴったり合って他の人に伝わるんだろうか。
 自分だけでそれを確かめるすべを持たない。おそらくここが、絶対音感を持っているかどうかの境目ではないかと感じます。その能力を持っていれば、それが確認できるのではないだろうか。
 間接的に調べることはできるかも知れない。高音まで発声できる限界がだいたい分かっているから、自分で聞いたその音も下がっていれば、他人には正しく聞こえているだろうし、変わらず同じ音まで出るのなら、自分が聞こえる音と出す音がずれていることになる。
 問題は、この薬を飲むのは喉が悪いときなので、普段通りの限界どころか満足に出せる声も持ち合わせないところだ。健康なときに飲めば調べられるのか、もう結果が出ているのか、気になるところです。だって後者だったら恐ろしいじゃないか。
 決して被験者にはなりたくありませんが、製薬会社には是非とも頑張ってこの謎を解明していただきたい。こっちは頑張って別の手段で喉を治します。はあ〜飴なめたい飴なめよ。



3/11(金)

 引っ越しを控えた慌ただしさと、ふと気を抜けば襲ってくる寂寥感、後者が日増しに募ってくるこの1週間です。
 基本的に浮き世のことには触れないつもりでいるけれど、これだけ大きな出来事だとゲーム心理にも影響してくるし、吐き出したくなっても無理はないだろう。

 実際のところ、移転先はたかだか隣町という近距離でしかない。なのに力強く寂しさが迫るのは、去ろうとしているこの町にまた来ることがほぼなくなるだろうという思いがあるからだ。
 行き先の方が栄えており、暮らすには何かと便利だろう。今のこの場所では、買い物にも食事にもそれほどの選択肢がない。そうなれば、ここに来ようと思うことがない。この町には華がなく、魅力がない。
 だからこそなのかもしれない、静かな今の町で、墓守のように過ごすのが、言ってしまえば好きだった。誰も来ない海を眺めたり、ほとんど人とすれ違わない駅前をジョギングしたり、たまに知り合いを見かけることが驚きだったりする生活が好きだった。

 住めば都とも言うし、慣れるまでの過渡的な不安なのだろう。
 慣れてしまって、この寂しささえ忘れていったら、その思いは計り知れない孤独さで、ふと思い出されるのを待ちながら気持ちの片隅に残るんだろうか。
 …それがいやだったら、この町のいいところを見つけて、また来ればいいんだよな。偉い人がやるのではない、個人的な町興しの一環で。
 あるいは、そんなふうに思いやっているつもりでいるのが傲慢なんだろうか。むしろ務めるべきは己の墓守であるところを身の程知らずに、あるいはその立場を忘れたくて、逃避しているだけなんだろうか。

 同じ逃避なら、確実に明日訪れる忙しさに気を紛らわそう。
 ひとまず、この目の前のPCを片付けなければ。だが今日はもう疲れた。がんばれ、明日の自分。



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