ゲーム+α日記(2016年7月)

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7/20(水)

 発売日近くに買ってから、最近では癖というか恒例になったほったらかし期間を経て、ようやく「レトロフリーク」を稼働させてみました。

 買っておいて言うことでもないけれどもこの商売のやり方ってどうなの? と思っていたのに、スペース上の(これ以上テレビにつなげてものを置けない)・心理上の(面倒くさい)問題が加わって、この放置プレイ期間と相成っていました。
 その一方、引っ越しによって古くからの荷物が掘り起こされ日の目を見たりもした。ファミコンやスーパーファミコンのソフトを詰めた段ボール箱なんて骨董品が、これまでなかった目に触れるところに置かれれば、重い腰も上がろうというものです(引っ越しから4ヶ月目にして)。

 さっそくテレビにつないで、適当なソフトとして『ファミスタ'87』を試しプレイしたのですが、動くものだという感動もそこそこに、これが面白くて大変。さわりどころか、つい丸1試合遊んでしまいました。
 指に染みついた、というほど誇るでもないシンプルな操作系に、野球の駆け引きを一通り盛り込んで、これは本当によく完成されたゲームだ。
 その気になれば全員から三振も取れるだろうけれども、それはPC相手の大人げない所業。野球であるからには、甘い球を投げ込んで鋭い当たりにヒヤリとしたいし、そのライナー性の打球が野手の真っ正面に飛んだかのような華麗な守備を見せたいし、意外なバッターにホームランを打たれて唖然としたいし、敵の変化球攻めにきりきり舞いしたいし、ピッチャーのスタミナが切れたところをつるべ打ちしたい。
 かくして15分間の至福の時を過ごしました。
 ゲームは短くクリアできてこそ良いものだ。自分が感じる楽しみの原点を思い出せた気がします。

 この複合ゲーム機には数々の優れた機能が搭載されているけれど、時流に乗っているのは何といってもHDMI接続できること。粗いドットがゲームを遊ぶ上でどれほど気にならないか、Xbox360で『Game Room』の洗礼を受けたときに身にしみて分かっています。だから、映し出せるディスプレイが確保できることはとても重要。
 すぐ分かる利点の先に山と盛られた便利モードたち、とても一朝一夕では使いこなせないようだけれど、いろんなソフトをつまみ食いしながら試していこう。microSDカードがソフトをどんどん吸収していきます(ソフト取り込み機能はさすがにどうなんだろうと思わざるを得ないけれども)。



7/10(日)

 『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル』が、こんなにきちんと立て直してくるとは全く予想外だった。思い切ったてこ入れをしたものです。とても良い方向だ。

 このゲームの最大の弱点は、豊富な埋蔵量を誇るコンテンツがほんの一部の重課金者にしか開放されていなくて、一方ゲームを遊ぶ分にはそれらが見られなくても支障がない、という乖離状況にありました。
 手の届かないものを、最初からないものだと諦めてしまえば、それで納得して遊ぶことができる。納得してしまえば、その先の課金による発展がない。ご褒美がお金をかけた人のものだというのは正当かも知れないにしても、その負担額がきつすぎる。
 具体的には、くじでしか引けないカードは1枚だけでは不足で、2枚同じものを揃えて「覚醒」させて初めて、そのカードに備わったエピソードが明らかになる(ついでに強くなる)、という仕様です。10%の確率でしか引けないものが何百種類もある。その中から同じものを引いてくる、それがどれだけ無茶な要求であることか。
 その無茶を呑んだ人たちがたくさんいた。そういう商売を成り立たせてきたことは驚くべきことではあります。しかし、コンテンツ存続の危機を迎え、そのやり方では行き詰まりが目に見えていた。

 方針転換の第一弾として、これらの高嶺の花たちが、今回ぐぐっと手の届くところに降りてきました。無料くじでも引ける「レア」格のキャラを20枚集めると、どれでも好きな「スーパーレア」の覚醒の素に変えられる。厳密には少し弱めというデメリットがありますが、正式な覚醒の困難さに比べれば当然の格差であるし、何より覚醒後の絵柄とお話が楽しめるのは大きすぎる。
 課金者への遠慮もあったろうに、よくこれを決断したものだと思います。これによって乖離していたカード集めとゲームプレイの道が結ばれ、ゲームの寿命は格段に延びた。ほとんど再生されたと言ってもいいくらいです。
 さらにその先のずっと細い道を頑張って歩んでいけば、最高価値の「ウルトラレア」さえも覚醒可能に。まあ普通に遊んでいたらサービス終了とどちらが先かを争うようなスパンの取り組みになりそうですが、細くとも明らかな道があることが重要なのです。

 さらに、各カードにアクセサリーを追加できる制度を導入し、これがゲームを遊んだ後でランダムに手に入る方式となった。やっぱりレアアイテム探しはこの手のゲームに欠かせない、それはくじの確率に翻弄されるこれらジャンルの核のようなものでもある。
 このようなシステム面の補強に比べたら、心配していた新キャラ大量導入の影響が霞んで見えます。しかもそれすら、新キャラに伴って大量の新曲も投下されることで喜びに変えた。ゲームを遊ぶ側としては、目新しいリズムを刻むことに飢えていたのです。喜んで取り組むうちに新顔たちにも慣れるだろうという策略、よく的を射ていると思います。

 概してほぼ新作のような趣となり、いちいちが歓迎すべき変わり身だったことから、普通のゲームの1本分くらいのお金を提供するにやぶさかでないとの判断に至りました。ちょうど新装開店記念のお買い得商品も出ていたことだし。
 そこで新たに2枚のURを迎えられたことで、あの通常営業で鳴らした朴念仁の運営が接待を覚えた、とも感慨深く思いました。新キャラ認知のためにはばらまきくらいやってもいい。正しい方針だと思います(←接待されて骨抜きに)。
 以上、馴染みのゲームが好ましく生まれ変わった喜びとともに本日の日記を終えます。さて、続きを遊ぶか。



7/3(日)

 世間ではいわゆるボーナス月にあたる先月は、おこぼれに与ろうとソーシャルゲームが課金させるべく腕によりをかけたコンテンツを用意する舞台であり、目下お付き合いしている3本についても当てはまる…と思ったら、『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル』は完全に平常運転だった。
 もっともあちらはこの7月にアップデートを控えているので力を貯めている時期と言えるでしょう。プログラムのではなく、新メンバー投入というソフト面でのアップデートはなかなか珍しいケースのように思える。今のまま、自分の反射神経と動体視力の検査場として働いてくれればいいのですが。それ以上は望まない。
 一方、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』は、短い期間にかなり高性能なキャラを挟んできて、プレイヤー層には寝耳に水の驚きだった。
 こういう、持っていないことがしばらく尾を引きそうな価値を自由に作れて踊らされるのは、やはり感じが悪いものです。遊びとは別物と割り切って接するしかないのだけれど。
 さらにもう一方、『魔法使いと黒猫のウィズ』は、事前に予告されていたイベントが開かれ、潔く女の子たちが全員水着でのお祭り騒ぎという目に鮮やかな仕様に。
 性能だけでなく、毎日見て嬉しく思えるからという理由で仲間に加えたい、そう思わせるのも大事な魅力作りのあり方です。

 というようなくじ引き模様は、それで終わってしまったらゲームの話は何もしてないのですよね。昔のタイプで言えば、これこれのゲームを買いました、で終わるのと同じレベルの、中身に踏み込まない、お金ないしは時間をかけただけの、始まらないまま終わる話。
 そのネタでゲームを始めるには、くじの当たりが何らかの手持ちに加わってくれなければならないわけで、しかしそれも日々変わる環境の中では当たりとしての安定した価値を持てない。
 ゲームの話をしにくい環境にいるのだとしみじみ感じます。



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