ゲーム+α日記(2017年2月)

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2/26(日)

 昨日の日記を書いたとき、今日の予定はゲームとのつながりが薄い、だから書かないことにしようと思っていた。
 でも、結局は自分のことに戻ってくるのだよな。

 生まれて初めて、ライブというものを見に行きました。といっても現地にではなくて、ライブビューという映画館が中継してくるのを眺める方式。
 『ラブライブ!』というコンテンツで2代目のグループとして活動しているAqours(アクア)が催す初めてのライブだとのことです。ええと、正確にはAqoursという架空のアイドルグループの声優を演じている人たちが、そのままの声で、半ばはそのままの役で、しかし半ばは生身の人間としての本人で、演じるライブ。それでいいのかな?
 彼女らのことは、リズムゲーム『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル』でしか知りません。そもそも、ゲームから離れた声優さんの活動に目を向けること自体なかったし、ご本人たちの名前も知らない。そのコンテンツにゲームから入ったか、他の入り口から入ったかで、共有し切れていない部分が山ほどある。
 たまたまゲームを遊んでいてそちら方面にも興味のある人から、自分がこのゲームを遊んでいることを知って、誘ってもらったのでした。率直に言って動揺しました。
 これは過去の自分からしたら逸脱にあたる。到底許されるものではないし、自己同一性に関わる。と、少し前までだったら断っていたかと思う。それを、割とうじうじ悩んで受けたのは、昨日書いたような、ちょっと折れたような心境が働いたからだと思います。そんなに思い入れているものに踏み込めないのに、ひとりこだわっていて何になるんだろう、と。

 しかし、いざ行くと決めたからには準備しなければならない。
 幸い、ゲーム内で繰り返し聞いているから、一部だけとはいえ歌曲にはなじんでいます。だから、専らそれ以外のことを知っておきたい。
 そして、遠足のおやつばりに重要な必携アイテムに、光る棒があるのだと知りました。演奏中に持って振り回すのだという。んー、現場ならともかく隔絶された場所で必要なのか、納得しきれないまま、とりあえず一本調達しました。
 最近のペンライトというのはすごいのですね。押して光るだけかと思っていたら、いろんな色が出るわ、ボタンで色が変わるわ、色の順番を並び替えられるわ、あげくにスマホアプリと連動して好きな色を調合できるとのこと。
 デフォルトの15色内でさえ見分けがつきにくい似た色がある中、そんなに色を増やしてどうするのかと進化の方向が面白く、調合はともかく並び替えくらいは機能の確認がてら試してみました。
 その内容は、15色は多すぎるので必要な数に絞ること、そして対象は、メンバーに割り振られたイメージカラー。ちょうどうまく、作り出さなくても並び替えるだけで対応する色が選べる親切設計でした。
 しかしながらメンバーの色などすぐに覚えられるものではない。そこで、9人のメンバーを3人ずつ、学年別に並べました。これなら、1人を覚えていれば選択肢を2つに狭められる。
 これがどのような意味を持つのか分からぬまま、メンバー9色、そして、どれにも当てはまらないけど照らしたい状況があると思って、メジャーで該当していない青色、計10色を、ボタンの順繰りで出せるようにプリセットしました。

 どれだけ混乱のるつぼに飛び込まされるのかと戦々恐々しながら迎えた鑑賞でしたが、映画準拠なので照明は落とされ、周囲の人など目に入らない環境に一安心。
 そこからは、次々に繰り出される馴染みの曲(と、馴染みのない2番のフレーズ)を、駆け回り踊りながら演ずる9名の様子を、用意の棒を存分に使って楽しむことができました。
 ライブビューイングといえども、確かにほとんどの人たちがペンライトを振っている。それはなぜ? と、誘ってくれた人に聞いたら、「一体感を味わいたいから」という答えでした。終わった今となってはその答えは分かるけれど、間にもう何ステップかほしい。
 何かを人に伝えるのには、声がメジャーなやり方なのだと思います。後は拍手とか身振り手振りとか。しかし、それらはしばしば、自分たちの本来の目的であるパフォーマンス鑑賞を妨げる。求められて必要な盛り上がりの歓声と、観客個人の自己満足からなる発声は異なります。
 そんなとき、小さな光を発するのは、公演の邪魔をせずに自分の意思をささやかに表明できるよい機会なのですね。そのように表明したい場面とは何か。それは、演じているうちの特別な誰かを応援したいと思うとき。
 例えば、あいさつで舞台の一人から会場全体に呼びかけられたとすれば、それに応えるのに、せっかくならその人のカラーを添えたい。そういうシーンは他にもいくつもあって、例えば9人のうち3人だけからなる曲だったら、その3人のどれかの色(もし好きな人がいるならその人の色)を出して振ることで、特によく反応している気持ちを出せます。丁寧なことに、主演者は色が分かる装飾品を身につけていてくれていたので、ほどなく人と色が一対一の対応を見ました。
 別に見てもらわなくてもよい、自分がそのような気持ちでいることが重要で、そんな個別の思惑を持つ一人一人が寄り集まって、いろんな色が入り乱れたり、ときには一色に揃ったり。
 なるほど、ペンライトとはこのように機能するものなのかと、体験して初めて分かったことでした。

 そして、応援している気持ちが特に高まり、祈りにまで昇華した場面が、今回のライブではあって、その瞬間に居合わせたとき、面倒くさがらずに予習して準備して本当に良かったと、心から思いました。
 曲の開始直後にピアノの独奏が入る曲があり、9人のうちアニメ中でも作曲を担当しているという一人が、実際にピアノを弾く場面があった。それが、そのフレーズにさしかかってすぐに途切れてしまいました。
 さらりと「ピアノを弾く場面」と言いましたが、今回の会場である横浜アリーナというのは1万人以上を収容できる特大の施設。そして、おそらくピアノ主体の演奏会では、音の響きを考慮すれば、そのような大きな会場は使われまい。歌って踊るからこその大舞台に、我らライブビュワーも含めた規模の衆人環視下で、本職でもなかなか味わわないプレッシャーは想像するに余りあります。
 演奏が止まり、進行も止まって、無音の空白ができた。ハプニングです。会場で、メンバーがピアノの所に駆け寄って励ましているシーンが映されました。専用カメラならではのピアノ近傍の拡大映像によって、苦しい表情と肩の上下動が痛ましい呼吸にあえいでいる演奏者が映されました。
 そのとき、自分の手元を含めて一斉に、観客席がその人の担当カラーである桜色に染まり、応援の声が上がったのです。
 わずかな時間で、持ち直したまでは行かないにしても、意識を引き戻せたのか、演奏は最初から再開され、最後までやり通されました。伴奏は曲の間ずっと続きます。締めの一音が押されるまでの間が、演出としても異様に長く、その間ずっと、残酷なほど明瞭に震えが映し出されている指が無事に鍵盤に着地して、正しい音を鳴らしてくれることを心から祈りました。そしてそれはかないました。
 祈りとは、届かないことを半ば知りながら、願わずにはいられないで立ち上がる想いのこと。それが、明るいピンクの光を通して、まかり間違って伝わってしまっていたなら、これほど嬉しいこともないのですが。

 この一件を差し引いても、思っていた以上に楽しめる、よいイベントだったと思います。そして、しばらくは「想いよひとつになれ」を聞くたびに、この一件を思い出すことでしょう。
 このとき、我が身に引き比べて感じたのは、一度の失敗で引き下がらざるを得ないのはまだましだった、ということでした。必ず成功して終えなければならない、失敗など考えられないがもしそうなったら、やり直してでも遂行しなければならない。そんな状況があって成功例を目にした以上、予選一発落選とは余りに不甲斐ないなどと落胆していたのも、悩みのレベルが違いすぎて、どうでも良くなってきた気がします。
 自分がそのような必中ミッションを背負いたいなどとは全く思いませんが、しかし世の中にはそのような事態があるのを知ったことは、今回の大いなる収穫でした。Aqoursに親しみを覚えてきたのも事実。まずはゲームを頑張ろうか。
 いや、これは特殊すぎる気がして、じゃあ次回も参加しますか、というのは劇薬に期待するかのようで、ちょっと違うようにも思います。まあ、まずはいろいろ面白かった。後のことは、また別の話。



2/25(土)

 前回は終わってからすぐに文章にしたのだったかな? 今回は1週間経とうとしている。それだけ現実から目を背けて、受け入れられずにいたのか。むしろ、すんなり受け入れられすぎて特記事項でもないと思ったのか。まぎれもないゲームネタだというのに。
 先週が忙しい一番の理由だったのが、『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル』の全国大会2017版であり、準備含めて日程が丸かぶりだった『魔法使いと黒猫のウィズ』の魔道杯を捨ててこちらを選んだにもかかわらず、当日の初回プレイがズタボロであっけなく暇になってしまう、という体たらくで終わったのでした。

 それもまあ、自分なりに善戦して、もっとうまい人に屈したのならともかく、たぶん初プレイだってここまではやらかさないだろうという通算7回のmissを含む残念賞ぶり。
 しかもこれはすっぽ抜け、つまり正しく押せていないことに気づけないミスではなかった。先月からの対策は実施していて、それでも頻発したこのミスは、押そうと思って動かした指が、狙いの判定を越えて隣の枠まで飛び込むくらいに震えて起きたもの。押した瞬間に分かる挙動の不具合であり、対策しようとしたのと問題の本質が異なっていて、ほんとにひどい。
 この事態を迎えて、嘆きはしても去年ほど気持ちの落ち込みにまで至っていないのが、かえってまずい気もします。これは恐らくゲームから届けられた引退勧告。少なくとも一発勝負で、つまり平均的な腕前を常に発揮することが求められるような舞台からの退場を促すもので、それに本来なら抵抗しなければならないはずなのに。
 今や自分の生きる道は、100回1000回の試行からたった一度のチャンピオンデータをすくい上げて己が成績と見なすような社会にしかないというのか。それは想像以上に狭い世界ではないのか。それを認めていいのか。

 たぶん、心はそれを受け入れていて、だからこんなに穏やかなんだろう。そして、そういうエネルギーの失われた状態が、若くなくなったと定義されるものなのだろう。
 ものに当たったり暴れたりするのが正しいなんて断じて思わないけれど、そういう衝動を失ってしまうのは惜しい。ああ、ほらやっぱり、もうないものとして扱っている。
 もう一つの可能性は、そんな狭いだろう世界に価値を見出しつつあるということだけれど、それはただ今隆盛なだけだからなあ。平均的な腕前が不要だなんていうのはおかしい。
 おかしい話がまかり通りやすい時代であるのかも知れないけれど、そうやって他人のせいにするのはみっともないな。さて、どう盛り返していったものか。



2/16(木)

 今週末などというとても忙しいときに、いつもの月末という慣習を破って、『魔法使いと黒猫のウィズ』が4日連続のイベント「魔道杯」を開催するというので、大変に戸惑っております。
 何となく、このゲームの予定を軸に他の予定を組んでいる様相すら見られる生活なことに改めて気づく。自覚している限り悪いことではないと思っているのだけれども。
 他の所用、恐らくは大変残念なことにお仕事、いろいろある週末の予定が、一気に厳しいことに。しかも予告を見る限り、このゲームを頑張るきっかけになった「バレンタインルカ」が復活して主役を張りそう。思い入れあるなあ。
 こうやって盛り上げてくれる限り、このゲームにはついていきたい。このところ、ときどき脱落気味ではあります。それでも、過度な期待をかけない限り、報いてくれる楽しいゲームではあるのだ。ずっとそうであってくれればいいと思う。



2/5(日)

 レギュレーションも出た今、満を持して『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル』全国大会の練習に入るのだけれど、公式が課題曲を配信しないのにはどういった意図があるのだろうか。
 いつもの日程のイベントは良い、アーケード版との連動もあり、しかし年に一度の大がかりなイベントは大事ではないのか。それへ向けた告知はともかく、盛り上がるためのフォローとして欠かせない施策だと思うのだけれど、そうではないのかなあ。
 ちょっとよく分かりません。二次予選の最初の日まで、あと2週間ないよ。

 その点では、まったくこのイベントに関与していないだろうアメリカ版の方が優れていて、というかたまたまなんだろうけれども課題曲(を含む数曲)を期間限定で公開していて、それを遊ぶ環境にあれば練習もできる。
 しかし、日本のプレイヤーがみな、当該バージョンを遊ばせてもらえる米国在住の理解ある友人を持っているわけもなく、この環境の不公平さはいかがなものか。
 1年ぶりご対面のipod touchで修行すること、実に52回目でようやく課題曲をフルコンできた我が身を振り返ると、練習なしのぶっつけ本番で臨むなど到底考えられない。
 日本でも今すぐに配信すべきです。……いや、実は自分の知らない奥まったところにすでに存在していて、滑稽ないちゃもんをつけているだけなんだろうか? むしろそうであればいいのにと思う。去年はできていたことですよね。ふしぎ。



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