2/22（火）

　いつ切り出すべきかタイミングを図りかねていたけれど、どうにか時間ができたので、晴れて『ヘブンバーンズレッド』に取り組んでいることを文字にできる。

　何とも懐かしいテキスト芸の数々。当方『CLANNAD』さえ未履修の落第生であり、それで既視感を覚えるのだから、20年越しの技術を目の当たりにしていることになり、大変感心しております。
　遊ぶ気になれば『CLANNAD』だろうが『リトルバスターズ！』だろうが引っ張り出してプレイできるのだけれど、そういうことじゃないんだよ。
　楽しいテキストを彩るのは、2Dでありながら滑らかに動くグラフィックと、予想外なほどにかっちりとしたターン制RPGの組み合わせ。
　1プレイに時間はかかるし、所定のステージクリアボーナスやイベント開催に期限が切られているのはソーシャルゲームの常としてもこのゲームのスタイルと合わなく感じるけれど、そうやって尻でも叩かれなければ重い腰を上げなかっただろうこともまた事実。
　主人公の言動がまるっきり古そのままだけれど、男子じゃなくてさばさばした女の子、というのもまた時代なのかね。きちんとブラッシュアップされつつこの時代に戻ってきてくれたことが喜ばしい。

　これでストーリー重視のタイトルを並走するのが大変になってきた。具体的には『あいりすミスティリア！』(DMM/AUGUST)。2022年にKeyとAugustの争いを目の当たりにしている人はほとんどいないだろうけれど、みんな頑張ってる感じがあって胸が熱いことではないか。

---

Back