ゲーム+α日記(2023年2月)

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2/26(日)

 そんなにも互換の美学を実践してくれているマイクロソフトでも、Kinectは切り捨ててしまった。
 いや、ゲーム用デバイスとして見られなくなっただけで応用は進んでいるのかもしれないが、ゲーム用デバイスとして見られなくなったことが残念でならない。
 あれは間違いなく10年先を進んでいた、今のVRの欠点を取り除いた素敵な装置だった。

 今回ゲーム機環境の小整理を行うにあたって、それでも片づけきれなかったのは、この装置をまだきちんと楽しみ切れていないと感じたからだった。
 幸い、Xboxシリーズには実績という、切り上げ時を判断できる仕組みが備わっている。これを気にしすぎるのも息苦しいけれど、キネクト専用ソフトに対しては一通り解除できるものに当たっていけば満足できるだろう、そのようにして多くのものに触れていこうという方針にしました。
 もう、以前のように多人数プレイを一人でこなすために椅子から2プレイヤーを召喚するアニミズムの熱意は残っていない。あれはあれで限界突破していく感じの工夫が楽しかったけれど、今はもう少しゲームに寄り添ってもいいんじゃないか。

 そんな感じで、遊びかけだった『Just Dance 2016』に30分ほど取り組んだところ、くたくたに疲れるとともに、そのとき抱えていたわだかまりがすっきりと消えている嬉しい副作用まであった。
 それは
『ウマ娘 プリティーダービー』のくじ引きであまりに無体な仕打ちを受けたために抱えていたものだったけれど、そんなものにこだわっていることが馬鹿らしくなってきたから面白いものです。これは体を動かすこと、スポーツの効用と似たものだろう。eスポーツって名前はこういうシステムにこそふさわしいと思える。
 いろんなものが周りにあるなら、イライラを与えてくるものに無理して付き合わなくてもいい。楽しく感じられるものを選んでいけばいい。自由なんだと改めて感じました。
 それは『Just Dance 2016』についても同じ。昔のシリーズ作品と違って、大人数プレイでも高スコアを求めてきたりオンライン要素がやたら盛り込まれていたりと、今や解除のすべがない実績がたくさん。そういうゲームじゃないよね。
 でもそれでいい。身の程をわきまえない実績に対して取り組む範囲を見極める、それも自由の一つの形だと思います。



2/19(日)

 こうした流れの中で先ごろ、Xbox Series Xを購入することができました。
 転売対策というよりは、先代Xbox Oneの展開の迷走ぶりで、せっかく築きかけた日本の土台をほぼ失った愚策をなかったことにするため、というのがPS5ではなくこちらについてはふさわしい気がするけれど、気軽に通販で買えるものでもなく、抽選で当たるまで待つという気の長い施策が取られていた。
 半年前に要望していたものに返答が来たので発注に踏み切った次第。
 直後に値上げが発表されており、それに引っ掛からず間に合った形だけれど、そもそも買わなくていいものがちょっと値上げしたから買わないというものでもない。あれ? そもそも買わなくていいものなら、買わなくてよかったのでは?
 そういう点で品薄商法も当方に対しては成果を上げたと言えるでしょうか。普通に売ってくれればすぐ買ったのに。

 だっていまだに、SeriesX|S専用のゲームは存在していないという認識で…と思っていたら時限先行という手があったか。そういう形でしか存在していないのですよね。
 だから、しばらくは過去の資産を引っ張り出して遊ぶことになる。そしてそれは過去のハードも引っ張り出せば遊べないわけではない。ただし今回のハードならより快適に遊べる。
 試しに初代Xbox用で未プレイだった『コンカー:Live and Reloaded』のディスクを試してみたらきちんと動いてくれました。さすがに横長でなく狭い画面と粗めのカメラの挙動、そして主人公のリスの振る舞いがどうにも見ていて苦しく、少しさわったところでもういいかなと思い始めましたが、起動を確認できたことには意義がある。
 しかしネーミングセンスは相変わらずだな、特に「|」のあたりが。何て読めばいいんだろう。
 これに限らず、Xboxといえばハード名を日本語で読ませない方針が徹底していて、カタカナで自ハードのことを書かせたのを見たことがない。Kinectもキネクトと書かなかった。多分今回のハードもシリーズエックスとは表記させないだろう。
 その名前を日本語で受け入れてもらおうとしない断固たる方針を目の当たりにして、なおそのハードを買おうとする物好きがどれほどいるだろうか。そういうところに頭が回らないのが、ソフトにはあれだけ丁寧なローカライズを施すのと姿勢の乖離が大きすぎて、本当にどうかしている。ずっと不思議に思い続けています。

 昔からの疑問は、しかしまずいいや。互換は美学、それを貫こうとする姿勢は大いに評価したいです。
 あとゲームパスというのが目玉の施策らしいのだけれど、かの美学の恩恵を受けて、毎日違うソフトを立ち上げても1年はかかるほど手持ちがあるので、後方互換のゲームを遊ぶためにわざわざお金を払う気になれない。本格的にLive対戦したくなったら考えようと思います。



2/12(日)

 先日、『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル』の年度内でのサービス終了が発表されました。
 一つの時代が終わったという気がして感慨深い。

 思えば、自分の人生に多くの彩りを加えてくれたものの、そうした思い出補正を差っ引いてサービス単体で見ると、ひどい体たらくをさらし続けた運営でした。
 何もしないのが最上の策なのが最初のうちはまかり通っていて、それはゲームの基礎ができていたからなんだろうけれども、それに胡坐をかいていたらいつの間にか何もできなくなっていた、という感じに見えます。
 キャラやシステムの基本設定に関わるポカミスを何度となくやらかす、バグまがいのスコア稼ぎを開き直って金稼ぎの具に使う、頻繁にアプリが落ちる、スコアアタックが楽しみの一つなのにチーターを取り締まらない、大きなイベントもいつ何をやるのか宣伝しない、お知らせスペースがあるのにまるでお知らせの働きをなしていない。数え上げるだけで腹が立ってきた。
 キャラを愛する人たちに支えられて、簡素な形で完成された音ゲーにその思いだけを乗せる形で10年近く会社としてやってこられた時代があったと、後年語り継がれるのではないか。何しろ核となるべきゲームが消えてしまうのだから、周辺の事象だけが残らざるを得ない。
 それで寝覚めが悪くならない人たちのための商売なんだと、改めて思います。

 ゲーム資源に接する時間のカウントダウンを告げられてみても、一度切れてしまった気持ちはつなぎ直せない。あれだけ大切に思っていたキャラごとのエピソードや声を聴けなくなること、まだ見聞きしていないものが大量にあること、全く惜しさを感じない。
 似た感じのゲームを立ち上げるので資産ゼロから取り組んで下さい、というのも…まあこれは始まってないので何とも言えないか。やめておこう。

 それもきっかけとして、ついに、ようやくついに、PS3版『Journey』をクリアしました。
 取り組んだのを公開したのが昨年4月だから約1年越しか、いやー手ごわかった。何しろ幻想的なゲーム画面がもたらす揺れと暗めの色使い、そしてカメラの動きが酔いを頻発させ、あっという間にリタイアに追い込まれる。
 いや、再プレイを思い出したのも昨日ですが、何かの頂点から光となって飛び立つ姿を無事見届けることができました。

 ついでに同じディスクに入っていた『Flow』『Flower』もさわってみたけれど、何とかしてコントローラーの傾き検知機能を使ったゲームを作ろうというコンセプトだったのかな。
 確かに、ドットイートとレースゲームをそれぞれこれまでと全く別のコンセプトで一本ずつ作れと言われてできたのがこれなら、素晴らしいとしか言いようがない。
 ただ、この2本とも、一概に操作のせいと片づけられない、すぐ横にある目標物が取得できないときのイライラを解消できていなくて、それが環境系というか雰囲気系プレイで安らぎたい気持ちをぶち壊しにしていました。
 そんなもの緩やかでいいのに。画面に見えているものは全部回収できる、くらい大らかでいいのに。ゲームの文脈でどうしても頑張りたい人のためにというなら2周目を用意してあげたらいいのに。
 どちらも2ステージほど遊んで、そんな感想を持って終わりにしようと思っています。そんなふうにあっさりリタイアできる引きの弱さを補強したのが『Journey』なのだろうしそれは思惑通りとも感じましたが、ほんと3D酔い問題がどうにもきつかった。
 後年施されたというリマスターでその問題が解決しているのかもしれないけれど、個人的にプレイステーションファミリーの最終形態がPS3だと思っている自分に追えるのはここまでだ。

 いやー一つ心残りが消えました。良かった良かった。
 あと煩悩はどのくらい? 除夜の鐘数年ではつききれないだろう。



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