11/30（木）

　おっと11月も末日だったか。近頃は時の経つのが早くて驚きます。
　せっかく買ったXbox seriesXを久々に起動させてみて（本当に呼びにくいハードだな）、『アーケードクラシックス　アニバーサリーコレクション』が安く売っているのを目にして買ってみて、『グラディウス』を遊んでみたら1面で全滅して憤懣やるかたなく電源を落とす、というレトロゲームプレイヤーの一コマを演じました。

　本当にどうしたものだろうか、とも思ったけれど、考えてみるとアーケード版の『グラディウス』を自分が遊んだことは過去にあったのか。持っている記憶は全てファミコン版のものではないのか。音源こそCDで聴いて慣れ親しんでいるけれど、100円をいかに徴収するかに心砕く場であるゲームセンター発のこのゲームをオリジナルでプレイした経験が果たして自分にあったか。
　あったかもしれないけれど覚えていない。そんな体たらくなら憤ることもないのではないか。そもそも腕前がついていけていないのだから。

　その後、何度か遊んでどうにか4面までたどりつけました、やったー！
　……ある程度慣れたら3面を越せるようになる、というのはアーケードシューティングの一つの目安であったようにもおぼろげながら思うし、これが相応のもてなしなんだろうと思いました。
　個人的には、難易度設定があるならイージーは敵が弾を一切撃たないくらいでもいいように思うけれど、それはもう作る側の考え方だからしかたない。
　これだけでもう元を取るくらい遊んだという思いと、ゲームに対して元を取るという考え方の貧しさに残念がる思いと、そもそも先に進めなくて諦めているのを残念がる思いと、合計1対2で残念さの勝ち。
　そんな形ででも、ゲームが自分の生活に彩りをまた与えてくれるなら、それで良しとすべきなのかもしれません。あ、これで引き分けになった。

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